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スペイン広告事情


 
info
新聞や雑誌の広告で、インパクトのあるビジュアルや面白いキャッチコピーの作品を選んでみました。
広告主:社会労働党(PSOE)
テーマ:政党広告
掲載:エルパイス紙 '02年6月

スペイン アスナール首相(当時)の口癖「España va bien」(スペインはうまくいっている!)に対して、野党の社会労働党が「España iba bien」(スペインはうまくいっていた)と過去形を使って反撃。社会労働党が政権下だった82年から96年はいい時代だったと振り返ります。 “日本のアスナール”(某アラブ紙社説より)こと小泉首相の「改革無くして成長なし」みたいなものだけど、「España va bien」だけが長年の持ちネタだったアスナールさん。TVのパロディ番組には必ず出てきたフレーズですが、親指を立てながら「España va bien」を連発する彼の姿にスペイン中が苦笑いしたものです。

広告主:社会労働党(PSOE)
テーマ:政党広告
掲載:エルパイス紙 '02年7月

社会労働者党(PSOE)が、スペインの現状を4つ述べています。

「政府は 危機にない」
「政治家は 自分たちの役割を果たしている」
「首相は 現状を把握している」
「子供は パリから来た」

最後のフレーズ「子供はパリから来た」がこの広告のオチ。日本で言うところの「子供はコウノトリが運んで来た」という意味で、スペインではこの表現が使われます。でも本当は違いますよねぇ奥さん。なんか間違い探しのような、ホメ殺しのようなちょっといやらしい手法ですが、つまり、今のスペインは「政府は危機にあり、政治家は自分たちの役割を果たしてなく、首相は現状を把握していない」と言いたかったようです。野党 社会労働党(PSOE)は、スペインの現状に気付いていない与党 国民党(PP)のアスナール政権を批判しているのでした。

広告主:社会労働党(PSOE)
テーマ:選挙広告
掲載:エルパイス紙 '04年3月

2004年3月14日に行われたスペイン総選挙で、8年ぶりに与党 国民党(PP)から政権の座を奪還した社会労働党(PSOE)。次期首相となるサパテロ氏が選挙前に新聞で掲げた公約がこれ。

「政府による公立学校への援助」
「0歳〜3歳児45万人が収容できる保育園」
「義務教育終了後はみんな流暢な英語が話せる」
「生徒2人に1台のコンピューター」

教育改革に関する公約が大胆にも語られていますが、“流暢に英語を話すスペイン人” なんて、私にはちょっと想像できません。
4つのセンテンスでまとめるのが得意な彼らですが、ひょっとして、これも全部間違い??

 

 
広告主:CANAL SATÉLITE DIGITAL(TV局)
テーマ:テレビ番組『CALLE 13』
掲載:エルパイス紙 '03年3月

一日中、オカルトやホラー番組を放送しているテレビ番組『CALLE 13』のブラックユーモアたっぷりのシリーズ広告。

キャッチコピーは「CALLE 13を見るまでは、小児科医になりたかった」
名前:アントニオ
職業:検死医

検死体を前に、メスを手に無気味な笑みを浮かべるアントニオさん。人生変わっちゃったのね。

別バージョン

火葬場の焼却炉の前、棺桶にひじをかけながらすました顔で

「CALLE 13を見るまでは、パン屋さんになりたかった」

名前:コンスエロレイナ
職業:火葬場作業員

(エルパイス '03年10月)

 

 
広告主:FAD(薬物防止援助基金)
テーマ:アンチドラッグ啓蒙
掲載:エルパイス紙 '02年11月

ドラッグについて無知な子供たち。親や教師はそんな子供たちに、ドラッグの恐ろしさをちゃんと教え伝えなさい!という啓蒙広告。
若者向けに“ドラッグに手をだしちゃダメ!”的なメッセージはよくあるけれど、周りを取り巻く大人に“あんたたちが止めさせなきゃダメでしょ”ってアプローチはちょっと面白い。
それだけドラッグ常習者の低年齢化が深刻さを増しているということでしょうか。

キャッチコピーは「正しい教育を受けていない若者は、まだオムツをつけた赤ん坊」

というわけで、ビジュアルは、オムツをつけた若者がトイレに二人(笑)便座の上には、コカインの入った財布と、コカインを小分けして吸うときに使うお札。なんだか要素を丸ごと詰め込んだだけのような絵なんですけど...。ドラッグもさることながら、こっちのセンスもかなりヤバイ!

 

 
広告主:SER (ラジオ局)
テーマ:サッカーワールドカップ
掲載:エルパイス紙 '02年6月

2002年サッカーワールドカップ、スペイン対スロバキア戦前日に掲載されたラジオ局『SER』の広告。サッカーボールを挟んで、お相撲さんがハッケヨイの構え。各々のまわしにはスペイン、スロバキアの刺繍あり。

キャッチコピーは「SERのワールドカップは、デッカイぞ〜」

SER局の放送は情報がてんこもり!ってことが言いたくてお相撲さんで表現しました。なんでやねん!

おまけ
お相撲さんシリーズ

たばこ『West』の広告。シコ踏んでるお相撲さんのヒザの上に座る妖艶な白人の女性。

キャッチは英語で「今どきの味」

お相撲さんという“EAST”なイメージとのコラボレーションで『WEST』がナウい(死語)ってこと表現しました。なんでやねん!

('97年11月 エルパイス紙)

 

 
広告主:ダイムラー・クライスラー社
テーマ:『smart』お買得キャンペーン
掲載:エルパイス紙 '02年6月
全長約2.5mの小型車『smart』のキャンペーン広告。いますぐ購入すれば、ローンの返済は2003年(半年後)から始めてもいいですよという内容。
産婦人科の分娩室でこの広告を見つけた先生は大慌て。診察台ではまさに赤ちゃんが生まれようとしているのに、彼にとってはこっちの方が“急患”なのだ。へその緒を切り取るがごとく、オペ用のはさみでチョキチョキやっています。

 

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