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街で見かけた不思議なモノ、珍名、落書きなど、その時代の気分を感じるものを集めてみました。

file No.006  

吸っているのは
インポの素

昨今煙草はすっかり世の嫌われモノである。欧米ではおなじみのパッケージへの警鐘メッセージ。無論スペインでも、愛煙家にとって後ろ向きなメッセージがあーだこーだと刷り込まれている。 なかでも、スペイン男児のロマンをガツンと凹ませるのがコレだ!

Fumar puede reducir el flujo sanguíneo y provoca impotencia
(煙草を吸うと血行が悪くなり、インポになるかもョ)

「そっか!だから俺って最近??」なんてお気楽に受け止めるのもよし。「コノ、役立たず!」と言われたくない貴兄は即刻やめるべし。まぁ僕には関係ないことなんスけどね。
それにしても、煙草が男のダンディズムを彩る必須アイテムとして認められていた時代はそう遠くない昔なのに、なんともこの世は諸行無常色即是空である。
てなことをぼんやり考えながら場末のバルで煙を燻らせてると、店のマダムにからかわれた。
「そんなカラダに悪いモノ吸ってないで、お母ちゃんのオッパイでも吸ってきな。ギャハハハハ・・・」
嗚呼やりにくい世の中になりやした。諸君のサンボンバは、今夜もちゃんと鳴いてるかい?
まぁ僕は大丈夫なんスけどね。 (スペイン・'04年)


バルなどでセニョリータを口説いたりするアミーゴは、くれぐれもテーブル上にこのパッケージを出しっぱなしにしないことを気をつけるべし。

 

 
file No.005  
マドリッド州議会
再選挙の投票用紙

03年10月26日に行われたスペイン・マドリッド州議会再選挙の投票用紙。この選挙は一度6月に開催されたものの、PSOE(社労党)の2議員が故意に欠席しため、今回再選挙をすることとなった。そのお騒がせ2議員のエドゥアルド・タマヨ氏とマリア・テレサ・サエス女史がPSOEから除名されて新しく立ち上げた政党が「Nuevo Socialismo」(新社会主義党)。
そして今回の選挙で勝利を収めたのが中道右派の与党「Partido Popular」(国民党)。
それから今回見つけた注目の珍名政党と言えば「MUTUO APOYO ROMÁNTICO」。直訳すると「ロマンチック相互支援」
なんて素敵な響きなんだ!しかも党首は中国系らしい。
「人を愛するってことはさぁ〜」季節外れの浜辺で熱く語りあう男たち。「うんうん、わかるぞ!お前の気持ち」なんて頷きあうみたいな。そんな蒼いひとときを彼らと分かちあってみたい。 (マドリッド・'03年)

投票用紙
党派ごとに、候補者名簿も兼ねた投票用紙が用意されているので、自分が支持する党派の用紙を選んで封筒に入れて投票するしくみ。
写真は、右奥が「Nuevo Socialismo」まん中が「Partido Popular」そして左手前が「MUTUO APOYO ROMÁNTICO」の投票用紙。

 

 
file No.004  
“ビンボー”
という名の食パン

サンドウィッチ用の食パン『BIMBO』(ビンボー)。770gも入ってるのに日本円でたったの200円前後。しかも“familiar”なんて書いてある。貧乏家庭はこれでも食ってろ!みたいで非常に感じ悪い。(被害妄想)
朝の食卓に並ぶビンボーサンドウィッチを前に、「え〜っ?今日もビンボー?!もう飽きたよビンボー!」なんて子供たちの愚痴が聞こえてきそうだ。
オイラだってとっくに飽きてるさ、貧乏にゃ! (スペイン)

 

 
file No.003  
男の中の男がたしなむ楽器
“サンボンバ”

なんて男らしいんだ!押さえきれない熱いものがグングンと込み上げてくる。
このサンボンバ、男の器量に合わせるがごとく大〜小さまざまなサイズが存在する。
写真をご覧の通り、これ程のサイズのサンボンバを自在に操る男の周りには、自然とセニョリータが腰を振って集まってくるのだ。まさに音の媚薬だ。
耳を澄ませば、「ペペはまだお子ちゃまだから、このちっちゃい奴ね」なんて言われて悔しがる、幼きペペの男鳴きが聞こえてくるようだ。 (スペイン '01年)

サンボンバ
円筒形の片側に貼られた皮に棒が刺さっている。棒を握って上下に動かすと摩擦と振動で “んごっ んごっ んごっ”と鳴る。正直言って結構マヌケな音だ。
NHK『できるかな』のゴン太くん(のっぽさんの相棒)の鳴き声にそっくりである。

 

 
file No.002  
“おばちゃん”
という名の果物屋

このお店の名前『MARUJA』(マルハ)とは、日本で言う“おばちゃん=典型的主婦”のことを意味する。
まさに“フルーツの女王”ならぬ“フルーツのおばちゃん”なのだ。
マドリッドの賢い主婦は皆ここに集い、自分と同じく程よく熟れた旬の果実を値踏みする。
目を閉じれば、「これホントに甘いのぉ〜?」なんて言いながら、スイカをコンコン叩きまくっているおばちゃんの勇姿がまぶたに浮かんでくるようだ。 (マドリッド '00年)

 

 
file No.001  
“ZEN”道場の貼り紙

薄汚れた細い路地に面した、アカ錆だらけの大きな鉄の扉に、この無気味な貼り紙はあった。“禅”道場アンダルシア支部(?)の「坐禅組もうぜ!」のビラだ。
日本庭園でひとり坐禅を組む修行僧。でもなぜか顔は“のっぺらぼう”。静寂の中の狂気すら感じさせるこのビジュアルに、いったい何人の悩める未熟者がいざなわれたことだろう。
邪念を振り払い、無の境地に達する者は、俗世の写し鏡たる“表情”すら無くなるのだ、という崇高なメッセージと私は勝手に解釈したが、そんなわけないだろう。 (コルドバ '00年)

 

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